粉瘤、皮膚のできものの治療
当院の保険手術の特徴
- 日帰り手術
- 最小限の切開で傷跡を小さく
- 確実に取り切ることを重視
粉瘤とは
粉瘤(アテローマ)は、皮膚の内側に袋状の構造物ができ、角質や皮脂が、袋の中にたまってしまってできた腫瘍の総称です。たまった角質や皮脂は袋の外には排出されないので、時間とともに少しずつ大きくなっていきます。治療は手術になります。
粉瘤の手術
当院では最小限の切開で、確実にとりきることを重視して手術を行います。
粉瘤の手術として「くりぬき法」が有名ですが、再発のリスクがある手法でもあり、単純切除を基本としています。
単純切除
- 粉瘤を確実に摘除できる
- 切開線は最小限
- 傷は線状の傷に
くりぬき法
- 取り残しリスクあり
- 傷は小さい
- 傷は瘢痕状に
治療の流れ
1:皮膚科診察
粉瘤、皮膚のできものを医療用拡大鏡、エコーを用いて評価します。
2:治療内容説明
治療内容を説明し、ご同意いただければ
治療日を予約します。
3:治療当日
局所麻酔後、摘除します。所要時間は
20分程度です。
治療後は軟膏、ガーゼ処置を継続します。
4:再診
1~2週間後に抜糸します。病理結果を説明します。
手術、手術後の注意点
- 日常生活に特に制限はありませんが、抜糸までは激しい運動は控えましょう。
- 手術当日は傷を洗うことができませんが、
翌日からシャワー浴が可能です。
感染症:手術部位が感染することがあります。
内出血:手術部位に血がたまることあります。
傷跡:傷跡は残ります。
ケロイド:体質によっては傷跡大きく残ることがあります。
費用
粉瘤、皮膚のできものの手術は保険が適応になります。
3割負担の場合以下が費用の目安です。
露出部(顔、首、肘から指先まで、膝から足先まで)の場合
2cm未満 | 5300円程度 |
2cm〜4cm未満 | 11500円程度 |
非露出部(露出部以外)の場合
3cm未満 | 4200円程度 |
3cm〜6cm未満 | 10000円程度 |
※上記手術費用と、診察料、病理検査費用がかかります。